職種紹介
世界遺産からスポーツまで 幅広い取材対象
写真報道局はニュース担当とスポーツ担当があります。
ニュース担当は政治経済や事件事故、社会に関する事柄を取材します。また、日曜日は写真を大きく展開するページがあり、担当になるとネタ探しから撮影、原稿の執筆までの全てを1人で行います。例えば、2023年で世界遺産登録から30年を迎えた屋久島の絶景や野生動物、新しく開通した宇都宮の路面電車を密着取材したカメラマンもいます。
スポーツ担当はプロ野球などのスポーツや芸能の撮影をしています。基本的に、相撲やサッカー、プロ野球の各球団には担当が割り当てられます。技術を磨けば、4年に一度の五輪やサッカーW杯、野球のWBCなどの国際大会の取材にも行くことができます。
現在の業務内容
ファインダーで狙う「本気の瞬間」
私は現在、ニュース担当で毎日違う取材先や現場で撮影する機会が多いです。応援でスポーツ現場に向かうこともあります。
特に印象に残っているのは、夏の高校野球です。東京都予選から甲子園のベスト8までの期間、休日以外は全て高校野球の撮影に励みました。目の前でチーム一丸となって切磋琢磨し、がむしゃらにプレーする選手の姿が忘れられず、彼らの本気の瞬間と喜怒哀楽はカメラマンとして撮りがいがありました。夏の暑さは厳しかったですが、人の「本気の瞬間」を撮りたいという学生時代からの思いが叶い、嬉しかったです。
しかし、毎日撮影していても失敗や後悔は付きものです。良い写真が撮れた!と思っても、後日、他社の新聞やWEBサイトで同じシーンを撮った写真を見ると構図や被写体の表情で負けたと思うことが多々あります。そのたびに自分に足りない技術や視点は何か常に探っています。
仕事の魅力
現場の最前線を撮影 受賞もしました!
様々な著名人や芸能人に会って撮影できること、現場の最前線から自分の目で撮影できることは、カメラマンだからこその役得であると思います。
配属から2か月後に女優の清野菜名さんを撮影させていただく機会がありました。初めて撮影した女優さんでしたが、先輩のアドバイスと助けがあって、とても良い写真が撮れたと思っています。目の前で撮影させていただいた経験はこれからの糧になりますし、一生忘れられない思い出にもなっています。
また、1年目には大相撲秋場所で初めて土俵際の取材位置「砂かぶり席」に座りました。撮影前夜は先輩の写真を参考に何度もイメージトレーニングをして寝床につきました。不安と楽しみが交錯する中、イメージ通りに宇良関の取り組みを撮影できたと思っています。この写真は2023年東京写真記者協会の奨励賞をいただくことができました。結果として私自身のこの年一番の写真になったと思います。
ある一日のスケジュール
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08:00
起床&朝食
テレビでニュースを確認し出勤 -
10:00
出社。
当日の取材予定を確認。取材までの空き時間に内勤業務をこなす -
11:00
ガーシーこと東谷義和容疑者が帰国する情報が入る。すぐに空港へ出発
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12:15
空港到着
動線や取材要項を担当記者から聞き、ベストポジションを探しながら撮影に臨む -
17:30
容疑者到着
撮影開始 -
18:30
写真を送信し取材終了。
社に戻る -
20:30
再度データを確認。退社
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22:00
帰宅
入浴&夕食
*写真記者はシフト制のため、日によって出勤時間や退勤時間は異なります。
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学生時代は
こんなことをしていました
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学生時代は
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- 私の職場の「業界用語」